昭和時代の古い裃（かみしも）で、素材は綿のようです。写真枚目は、USBマイクロスコープ顕微鏡で拡大し、綿と麻の違いを繊維の太さの均一な特徴から綿と推測しています。袴の色目は、香料の丁子の蕾の煮汁で染めた色と言われています暗い褐色の丁子色（香染め）で、白で宝尽くしの一つ分銅を、裃全体にちりばめています。分銅は秤のおもりのことで、鉄や真鍮で出来ています。真ん中のくびれた形が優美だということで着物柄に取り入れられたという説があります.分銅の柄を掘った型紙を木綿の白生地の上に置き、柄部分を防染して丁子色の一色で染め上げて、柄部分を白く染め抜いています。家紋は貼り紋ですが、紋名は不明です。丸に木瓜のバリエーションの一つだろうと推測しています。（写真18枚目）そして、肩衣の背と両胸の3か所に入っていますが、、袴の腰板には入っていません。裃は武士の正装で、現代で言うと制服のようなものです。肩衣（かたぎぬ）と呼ばれる肩が大きく張った独特の形の上衣と、下にはく袴（はかま）のセットです。本格裃で、祭礼や豆まき等の催事に最適です。他に時代劇 時代祭り 武者行列 大名行列 戦国武将、神社仏閣様にもご利用して頂きたいと思います。そして、コスプレにも使用できますが、少し勿体ないような気もします。肩衣の寸法（単位cm）丈73、肩幅78袴の寸法（単位cm）前紐下82　前腰巾32　後腰巾　25前紐長さ177　後紐87　　　身長 154~163㎝くらいの方にお勧めです。肩衣の左右両端の肩の先に少し破れがあります。（写真13、14枚目）当て布して繕った後です。（写真15,16枚目）肩衣の裏側にシミがあります。（写真3 ,4 枚目）袴の襞あたりに汚れがあります。（写真1、6，7枚目）他にもシミ汚れはありますし、ヤケもあるかと思います。シミ汚れ等は出来る限りチェックしておりますが、見落としのある場合もございます。ご理解のほどお願いいたします。デジカメの画像です。モニターによって色の違いが出ることがありますので、ご了承ください。撮影に使用しました紋付の着物は今回の出品物ではありません。カテゴリー:ファッション>>>メンズ>>>その他