お殿様やお公家様、はたまた裕福な商人などが使っていたであろう、日本の伝統文化と職人の技術の粋を極めた提重(ささげじゅう)や食籠(じきろう)から、町民や農民、漁民が使っていた行李や箱弁当などまで、美しい写真とともに紹介されています。器を実際に使って、雛祭りや観月、正月など四季折々の料理を盛りつけた使用例の写真も載っています中でも、“龍田川蒔絵提重”という江戸初期のものの重箱には力強く川の流れとそれに翻弄される小舟の絵が描かれていて、枠箱はふっくらと紅葉したもみじの木がぐるりとあしらわれている構図。重箱を枠箱にしまうと、まさに紅葉の木々の合間から川の流れを覗いているような、風流な秋の光景が見られるという凝ったしくみ。出版社学研発売日1983/1/1梱包サイズ39 x 29.6 x 4.2 cm発送重量2.76 kg本の長さ182ISBN-104051501426ISBN-13978-4051501426定価 ¥19000著者紹介(本書より抜粋)大友佐太郎氏は、加賀藩の御膳所の歴史をもつ金沢・大友楼の六代目、加賀本膳料理の伝統を伝える料理人であった。氏はまた、日本風俗史学会の一員として活躍し、とくに食物史には造詣が深く、~略~ さらに、食に関する図書や道具類の蒐集家としても著名であった。カテゴリー:その他>>>その他